女一人で人生を満喫することにした

都内在住の30代独身女が一人の楽しみ方を紹介しています。最近婦人科系手術をしたので、その記録も。

円錐切除術の記録〜入院1日目〜

1日目。

私の30数年の中で初めての入院です!

もはやわくわくしています!

ただ、コロナ騒動真っ只中でかつGW最終日。

院内にも周辺にもほぼ人はいません。

付き添いも入口までしか入れません。

この日はパートナーに迎えに来てもらい、車で病院まで。

一人で生きていかなきゃって考えてるから付き添いもいいやと思ってたけど、やっぱり嬉しいしありがたいね。

朝ご飯のパンとコーヒーを車の中で一緒にもぐもぐ。

病室に置きなってことで、ミニタイプのイオン発生器?空気清浄機?まで買ってきてくれていた。

おいこんな…荷物になるよ…いいよこういうの…

と言いたくなるけど折角の彼の厚意なのでありがたく受け取る。

彼はこういう可愛い子なんです。

いい歳のおじさんだけど。

 

さて、時間になりあっさりバイバイしたところで入院の受付です。

諸事情により、今回私は婦人科病棟じゃなかったんですよね。

でもその分初日は4人部屋を一人占めだったし、上の階で景色がとっても良かったな。

特等席ですよーって看護師さんも。

私の場合は自覚症状があったわけではないので、この日は説明を聞いたりする以外は特にする事もなく、旅行気分でした。

 

◆やったこと◆

・身長体重体温など測定

・病棟の中やアメニティの説明

・主治医兼執刀医の先生と話す

・麻酔科医の先生と話す

・婦人科病棟の看護師さんと話す

・手術室の看護師さんと話す

・入院病棟の看護師さんと話す

・薬剤師さんと話す

 

後はパジャマでウロウロして売店でお菓子買ったり、お菓子食べながら読みたかった本読んだり、

ベッド動かしてみたり窓から写真撮ってみたり、

同僚から各種動物の写真が届いたり、

暇といえば暇ですが楽しかったです。

 

あとはお食事。

病院食は味気ない…とか言われがちですが、私としては、本当に丁度良く美味しく作っていただいてるなあと感動しました。

確かに盛り付けや食器が、私の時代の給食っぽくてこれが味気なさを醸し出していると思う。

上手いこと美味しそうに盛り付けたら、料理の評判が良い山小屋、くらいの感じにはなるんじゃないでしょうか。

また分かりにくい例えですが…

要はちゃんと美味しいし、何もしないで寝ているだけでバランス完璧なご飯が出てくる病院最高!ありがとう!

ってことです。

 

で、実はこの日もう一つ大きな思い出が。

ご存じない方は全く興味無いと思うのですが、私の好きなムックというバンドがYouTubeでプレミア放送を自粛期間にやってましてね。

この時毎週水曜日にあったのです。

私が入院したこの日は、まさに水曜日。

病棟の消灯時間21時に合わせて、放送が始まりました。

外は大雨落雷の大嵐。

暗くなった1人の病室で、翌日に手術を控えた私が見るムックの過去ライブ映像。

なんだよもう!

できすぎてるじゃないの!

チャットで他の夢烏さんとわいわいやりながら、笑ったり泣きそうになったり感動したり。

忘れられない時間になりました。

楽しかったなー。

しかもね、放送終わったあたりで、すぐ流れて行くだろうと「明日手術ですわー」的なことを呟いたら、

頑張って!上手くいきますように!また来週見ようね!

みたいな励ましのお言葉をすごい勢いですごいたくさんいただいたのです。

お互いにどこの誰かも分からない、ムックが好きってことしか情報が無いのに、本当に温かくて優しい方ばっかりだなと改めて感動しました。

元々みんな良い人たちなのはライブの雰囲気なんかで分かってはいましたけどね。

とってもとっても嬉しくて、ありがちな表現になっちゃうけど、明日頑張ろうって勇気もらいました。

夢烏の皆さんありがとうございました。

お陰で手術も攻めていけました!

 

というわけで、次回は入院2日目、いよいよ体にメスが入ります。

雑談〜わからなくてよいもの〜

今週のお題「外のことがわからない」

分からないというか、忘れたもの。

満員電車の感覚!!!

 

早く思い出さないとまずい気がする。

今があまりにゆとりあって楽だから、ちょっと混んでるだけでげんなりするようになってしまった…

ほんの数ヶ月前までは、ソールドしたムックのライブ会場(地方の小さい箱)の前から三列目くらいの感じだったのに。

※分かる方がいるのか分からない表現ですみませんね。

うわああ肋骨がやられる…!あ、足が宙に浮いてしまう…!

みたいな感じのやつ。

これを毎日やっていたなんて凄いわ私。

立派なもんだわ。

まあもしかしたら、リモートや時差が定着して、もうそこまでの満員電車が存在しなくなるかもしれませんね。

そうであってほしいです。

あれ、人間の乗り物でないもの。

では良い1週間を過ごしましょう。

雑談〜料理が得意なわけではない〜

お題「簡単レシピ」

そう、料理なんて全然得意ではないんです。

栄養バランスとかそういうのには敏感だから、多分私の作った物を食べている人は健康だとは思うよ。

でも美味しいとか手が込んでいるとか、そういうのは知らん。

私の料理は、いかに楽に適切な養分を補給するか、ということなので。

 

でもそんな私も、おやつを手作りする事もあるんです。

その名もレンジで作る焼きリンゴもどき。

全然焼かれてはいません。

煮リンゴもどきか…?

 

1.リンゴを上手いこと櫛形に切って芯だけとります(皮はそのままですよ)

2.耐熱容器に上手いこと盛り、安い赤ワインをちょっと入れて(これはお好みで)、ラップかけてレンジで加熱

3.良い塩梅に熱が加わったらシナモンをかけまくってワイン部分を啜りながら食べる

 

あら簡単!

あまーくて美味しーい物が食べたい方には向きませんが、罪悪感少ない甘みの何かでお腹を満たしたい、という私には向いているおやつです。

サルでも作れる簡単さ。

できれば紅玉が美味しい。

そんな感じです。

円錐切除術の記録〜入院準備 その2〜

今回は、入院時の持ち物について。

基本の必要な物はどこにでも書いてあると思うので省いて、私が実際に使った感想や、これはいらないなーこれ良かったなーとかをいくつか書いていきますね。

あくまでも、個人の感想です。

 

◆便利だったもの

・ペットボトルにストロー付けるキャップ

正式名称なんて言うの?

ぱかっと開けてちゅーっと飲むやつ。

これは王道ですがやっぱり便利。

術後寝たきり状態で水分補給するとき、吸飲みじゃあいかにも病人感あって水分も美味しくなさそう…

そう思ったので私はこれ使いました。

入院前日に100均で買った、新幹線の頭がついたやつ。

少年みたいだけど私はぬるい乗り鉄なので、新幹線大歓迎でした。

 

・置くタイプのスマホ充電器

正式名称なんて言うの?

ぽんと乗っけるだけで充電できるやつ。

家でも便利で愛用してるんだけど、これも動けないときに便利でした。

近くに置いといて、何も考えずに乗せれば良いだけなので。

術後はとにかく疲れて怠くて眠くて痛くて、何も考えたくなかったのでこれ助かりました。

ちょっと嵩張るから行き帰りの荷物になるのが玉に瑕。

 

・シートゥサミット eVac ドライサック

これはもはや商品名そのもの。

登山用のスタッフバッグで、衣類圧縮袋の丈夫でお洒落でしっかりしたやつ、と思っていただければ。

私はこのシリーズが大好きで、山にも旅行にもいつも使っています。

色んなサイズがあって、しっかり空気も抜けるし便利ですよ。

入院も旅行みたいなもんですから、便利なものはいつも通り使います。

嵩張るガウンやインナーなんかも全部くるっと圧縮して詰め込めましたのでとっても良い。

私はパジャマやタオル類は全部レンタルしたので持っていきませんでしたが、そういうのも持っていく方はぜひ手に入れていただきたいです。

https://www.lostarrow.co.jp/store/g/gST83041001/

 

◆別に無くてもいいかなのもの

電子書籍

これは私が紙の本が好きだからかもしれませんが…

何だか読んでて疲れるんですよね。

まあ、入院初日とかならする事もないし元気だから良いかもしれない。

雑誌みたいな物も入れていたけど、それも同じ。

画面が疲れる。

私には合わない、って感じかなー。

 

・保温マグや保温ボトル、各種お茶など

これは今回の時期と、私の入院期間が大いに影響します。

なにしろコロナ禍真っ只中のピリピリ状態の病院に入院させていただいたので、当然感染予防のためお茶やらお湯やらはもらえません。

飲み物は自販機や売店で色々好みの物を選んで手に入れられたので、出番無しでした。

温かいのも冷たいのも充実してましたし。

お湯が貰える所や、長期入院の方はあった方が良さそうですね。

 

・院内用サコッシュやミニバッグ

これも使わなかったなー。

ガウンやパジャマに大きいポケットついていることが多いので、そこに色々入れて歩いてました。

私の場合はそれで事足りました。

一番多くても、小さい小銭入れとスマホ、貴重品ボックスの鍵、生理用品、くらいですから。

とにかく身軽に生活したい人なので、持ち込んだ荷物も院内で持ち歩く荷物も平均より少なめだったと思います。

 

・活字量が多い本

これは当然といえば当然…

術後は本当に何もしたくないので、前日に私が好きで読んでいた科学系の専門書なんかは論外でしたし、簡単な漫画数ページでギリギリでした。

唯一持って行ってたのは、ながらりょうこさんのヨーロッパ旅ごはん、て漫画。

イラストも内容もまったりのんびり、穏やかな幸せが溢れている感じで、疲れた時向きです。

(この方のは、ねこと私とドイッチュラントというめちゃくちゃ可愛い作品もあります。これも大好き。)

それでも数ページで閉じてしまった…

体を切るって大変な事なんですね、と改めて思った次第です。

 

他にも色々感想あったような気がしますが、まあこんなところで。

たくさんのサイトで持ち物をお勉強して、そこに自分の旅行や山の経験をミックスして、まあまあ80点くらいの入院パッキングができていたのではないでしょうか。

初めてで、しかも1人で全部やったにしては上出来。

次はもっと上手くできそう!

と思いますが、次が無いことを祈ります。

では、次回はいよいよ入院生活初日の記録です。

雑談〜お魚のお弁当〜

今週のお題「好きなお店」

 

好きなお店。

そりゃあいっぱいあるんですよねー。

決められないくらいですが、今はお昼時ということで、お魚のお弁当が美味しい金兵衛さんを推します。

家が近いのでたまに行くのです。

説明不要なくらい有名なお店ですが、特にファンが多いのは銀鱈西京漬弁当でしょうか。

お魚がすこぶる美味しいのはもちろん、付け合わせのおかずも彩り豊かで言うまでもなく味も美味。

お弁当って、開けたときの幸せ感も重要じゃないですか?

それが完璧なのでつい食べたくなります。

 

ところで、個人的には650円くらいの日替わりお弁当が一番買うことが多いです。

これは色々な種類のお魚から選べて、おかずもちょっとずつ違うんです。

味はもちろんこちらも間違いなく美味。

ボリュームもたっぷり。

この値段とボリュームと美味しさと楽しさ、私のベストお弁当です。

(※このところ行っていなかったので、メニュー変わっていたらすみません)

 

そんなわけで、お昼の「好きなお店」でした。

円錐切除術の記録〜入院準備その1〜

さてさて、いよいよ手術日程も決まり、本腰入れて向き合う時が来ました。

私はピルを服用していたのでちょっと休薬必要だし(血栓リスク回避のため)、職場の人員体制も考えて、約1ヶ月後のGW直後にしていただきました。

1ヶ月ならそこまで進行は心配しなくて良いとのことでしたし。

 

まずは…

◆職場との調整

直属の上司と、以前から話しているチームの先輩と、いつも目をかけてくれている副社長に正確な状況を報告しました。

ヘルプを出してもらったり、退院後も休むからその扱いどうする?いつ復帰する?とか。

傷病手当をもらうかとも考えましたが、なにしろコロナ騒動の真っ只中で手間をかけるのもしのびなかったので、2週間の休みは全て有休利用に。

有休が全然使えないグレー会社だからね…

いえいえ、溜まってて良かったわ。

他のチームメンバーには、ちょっとぼかして婦人科の簡単な手術するわ〜、くらいに伝えました。

 

◆医療費限度額認定証の準備

簡単に説明すると、医療機関の窓口で支払う金額が一定金額までで収まるという魔法の紙です。

高額医療費で戻ってきても、先に窓口で払う金額がべらぼうに高かったら大変ですもんね。

収入によって段階があり限度額は異なるのですが、平均的なサラリーマンなら約八万円くらい。

私は2泊3日で支払いは約五万円くらいだったので、結局出番はありませんでした。

でも実際に入院・手術してみて、状況が急に変わることは大いにありえますので、一応用意しておくと安心かと。

 

◆身内への報告

まずはパートナーに報告。

経営者でめちゃくちゃ忙しい人なんだけど、そしてこの時期彼は彼で大変だったのだけど、ちゃんと受け止めて手伝いも申し出てくれました。

変に動揺したりしないで落ち着いていてくれたから助かったなー。

コロナ時期だから病院に付き添いとか入れないから、結局は自分一人で全てやったんですけどね…

近しい親族は他に母と姉がいますが、当初は「絶対伝えない!」と決めていました。

とにかく心配させたくなかったし、簡単な手術だし、と考えていたので。

ですが、私の信頼している上司に相談したとき、「私が親だったら、言って欲しかったと思うかもな。子供の力になれなかったって悲しいかも。でも親子関係はそれぞれ性格も違うから、よく考えてみて」と話してくれて。

それから言わないと決めたものの、ずーっともやもや引っかかっていて、入院前日に母と姉に伝えました。

2人とも驚いただろうし心配したと思うけど、そこはさすがに私と同じ血筋というか…

けろっとした感じで安心させて励ましてくれました。

良い家族でありがたいとつくづく思いましたよ。

上司のお陰で話して正解だったね。

改めて書いてみると、私本当に周囲の環境に恵まれてる!

感謝はちゃんと伝えよう。

そしてそのうち必ず役立つ人になって恩返ししよう。

 

次回は、入院準備その2として、持ち物などについて記録いたします。

雑談〜若かりし頃の病み期〜

お題「捨てられないもの」

 

捨てられないもの。

これまで、私の記事では「私はずーっと元気で初めてこの度病院のお世話になりましたよー」みたいな話を書いていました。

が、それはある意味正解である意味不正解です。

肉体的にはめっぽう元気だったのですが、精神的にはこれまでの人生の3分の1くらいうつ病で通院して生きるか死ぬかみたいになっていました。

その時に飲んでいた大量のお薬の余りが捨てられません。

今は必要ないし、そもそもそんな古くなった薬に使い道無いですよ。

でも何だか、周りに迷惑かけながらも必死に生き延びて今社会に出られていることを考えると、その頃の自分をちゃんと覚えておいてあげたいなあ、なんて思うわけです。

当時は薬に執着していましたからね。

色々溜め込んで、辛い時にOD(※処方された量以上に服用すること。バカを見るだけだからやっちゃだめ。)できるようにとか。

その時の私の感情なんかがそのシートに封じ込められているように感じられるんじゃないかな。

過去に戻ったら、お前の将来結構充実してるよ!楽しみにしてな!と言ってケーキでも奢ってやろうと思います。