女一人で人生を満喫することにした

都内在住の30代独身女が一人の楽しみ方を紹介しています。最近婦人科系手術をしたので、その記録も。

円錐切除術の記録〜感情の動き その1〜

さて、前回は手術が決まったときの話を記録しました。

今回は、その日からの感情の動きや行動についてを記録します。

その第一段階目。

 

検査結果を聞いて、今後の流れが決まって、その時点の自分はいつも通りの私らしくとても冷静でした。

というか、恐らく冷静に淡々と振る舞い感情を動かさない方が良いという、潜在的な防衛反応があったような気がします。

私には、身近な親族には一人暮らしの母と子育て中の姉がいます。

この2人には絶対伝えない、と思っていました。

心配させたくない。

10年以上前に父が胃がんで他界し、祖父母も見送り、母は気丈に乗り切って今は穏やかに自分らしく暮らしている。

特にそんな母には、抗がん剤治療だの子宮全摘だの自分の一人暮らしに支障が出て隠せなくなる事態になって初めて伝えようと。

※一応先にお伝えしますと、入院前日に母と姉に話し、結果二人とも力強く受け止めてくれました。話して良かった。

 

この時はパートナーだけに、手術必要になった〜でも大丈夫だよ!的な感情抜きで情報をさらっと伝えました。

彼も大騒ぎするような人ではないので、手伝うからねーというような普通のやりとり。

ここまでは首尾良くいったのです。

ここまでは。

 

そしてその日の夜、私はネットで同じ手術を受けた方のブログやその手術について医療機関のHPに載っている情報など、とにかく探して片っ端から読みまくりました。

私は情報収集が大好きで、何かするには様々な情報を集めて調べて納得して動くタイプです。

いつもはそれで良いのですよ。

が、今回はこのタイミングではいけなかった。

自分がまだちゃんと状況に向き合っていないのに、覚悟も無いことに気づけていないのに、情報だけがどんどん入ってきたのです。

もちろん、見たくないものも沢山。

 

手術をしても結局進行性のがんになっていて、その後過酷な闘病生活が待っているのかも…

大好きな登山ももうできないだろうし、大好きなお洒落や美容を楽しむ気分にもならないんだろうな…自分のメンタルも体もボロボロになって、今の私と同じようにパートナーと過ごすことができないんだろうな…そうしたら別れるしかない、彼のためにも自分のためにも…

こんな事ばかりを本気で考えていました。

家で一人で泣いて泣いて、でも誰にも話すなんて気にはなれなくて、ネットで情報漁りすることもやめられなくて、本当に悲劇のヒロイン状態で泣きまくりました。

今なら笑っちゃいますね。

馬鹿じゃないの?時間の無駄!って言ってあげたい。

でもこの時は本気も本気。

悪いことばかりを見て考えて負のループに。

自分で言うのもなんですが、私結構メンタル安定していて強い方だと思うんですよ。

それでもこの通り。

人間てとっても弱いもんなんだよなあ、と今振り返ると分かります。

仕方ないね。

超健康体で入院や手術はもちろん怪我だってほとんどした事ないような人間の、初めて経験する身体の危機ですもの。

まず第一段階良く頑張った、と言ってあげましょう。

 

そしてここから、また感情が別の方向に動いていきます。

そこは次回の記録で。